耳硬化症

耳硬化症

原因について

この病気は細菌感染が原因となる中耳炎とは無関係で、自己免疫が関係していると考えられています。
耳小骨は、音を伝えるため周囲から独立してフワフワ動きます。耳硬化症では、アブミ骨周囲に海綿様骨変化が起こり、固く癒合して動かなくなり、伝音性難聴が生じます。やや女性に多く、思春期以降に始まり、徐々に進行します。
鼓膜正常の難聴のため治療できない感音性難聴と誤診されていることがよくあり、正確な診断が必要です。

 

症状について

耳漏や耳痛などは認めず、徐々に進行する伝音難聴を示します。遺伝性を持つ場合もあります。高度に進行すると、内耳障害も起こります。

治療法について

動かなくなったアブミ骨を人工の耳小骨に置換するアブミ骨手術を行うことで、聴力は飛躍的に改善します。
アブミ骨は、リンパ液の入っている内耳につながっているため、アブミ骨手術では一時的にリンパ液が漏出します。この漏出が持続すると術後にめまいが生じますが、当院では薄い膜組織でシールドする方法を用いることで術後のめまいは非常に少なく、局所麻酔による日帰り手術が可能です。

アブミ骨手術術後インタビュー