先天性外耳道閉鎖
先天性外耳道閉鎖の原因について
遺伝的要因などが考えられます。
先天性外耳道閉鎖の症状について
先天的に外耳道が閉鎖したもので、耳介の奇形を伴います。耳介が非常に小さいか、ほとんど形成されず(低形成)、外耳道がなく閉鎖しています。
また、中耳や内耳の奇形や低形成を伴うことがあります。 非常に高度な伝音性難聴となります。
先天性外耳道閉鎖の治療法について
外見上問題となる耳介の奇形や低形成に対しては、幼児期に形成外科による耳介形成術を行います。
両側性の外耳道閉鎖など聴力改善を必要とする場合は、外耳道形成術を行います。
但し、この手術の難易度は高く、再建された外耳道が再狭窄したり、再建された鼓膜が浅い位置に移動(鼓膜浅在化)したりすることがあり、目的の聴力が得られない場合もあります。