癒着性中耳炎

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癒着性中耳炎

原因について

癒着性中耳炎とは、鼓膜の中の空気が失われて、鼓膜が 中耳腔の壁に癒着した状態です。中耳腔の慢性炎症が持続すること、耳管機能が悪く鼻から耳に空気を送れないこと、逆に耳管開放症に伴う鼻ススリで中耳腔の空気を故意に抜いていることなどが原因になります。

症状について

中耳腔の自浄作用がなくなりますので、耳漏や耳痛を繰り返します。高度な伝音性難聴を伴いますが、慢性化すると感音性難聴も進行し、耳鳴り、めまい、頭痛なども混在してきます。

治療法について

まず始めに基礎に存在する耳管機能の問題を診断します。耳管の狭窄の場合は耳抜きのトレーニング、耳管開放症が存在する場合は生食点鼻による鼻ススリの回避を行います。
これらがクリアーされた後、手術を行います。手術は、癒着した鼓膜を元の位置に戻すだけでは必ず再癒着し、聴力も改善しません。鼓膜の癒着は、裏面の正常粘膜を失うことで周囲に癒着します。僅かに中耳腔に残っている正常粘膜をシリコシートでの鼓室全体に誘導して、きれいな含気腔つくることが最も重要です。そのうえで、破壊された耳小骨を再建します。