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耳の中にカビ!?かゆみや痛みは要注意!

  • コラム

夏になると耳の中、外耳道(がいじどう)と呼ばれる部分に炎症など何かしらの疾患をきたす方が増えるのですが、その中で最近話題となっているのが耳の中にカビができるということ。

耳の中にカビができるとはどういったことなのでしょうか。

耳の中のカビ=外耳道真菌症(がいじどうしんきんしょう)

耳の中にカビができる病気のことを外耳道真菌症といいます。

真菌とはカビという意味で、言葉通り外耳道にカビが生えて、炎症が起こることを言い、外耳炎の約10%がこれにあたります。

感染する真菌(起因菌)はアスペルギルス、カンジダが最も多いとされており、この菌は空気中に存在している菌ですので、感染を確実に防ぐというのは非常に難しいものです。

症状は耳の強いかゆみと耳だれ(耳の穴から、うみなどが出ること)です。

1回発症すると治るまで時間がかかることが特徴です。

放置しておいたり、鼓膜の近くまで炎症が進行したりしてしまうと聴力の低下にもつながってしまいます。

なぜ耳の中にカビができるの?

耳の中にカビができるのにはいくつかの理由がありますが最も多いのは耳掃除です。

本来ならば空気中にいる菌であっても、皮膚にはバリア機能というものがあるため皮膚に菌が付着したところで簡単に感染するということはありません。

しかし、過剰な耳掃除をすることによって外耳の皮膚が傷ついてしまうと、炎症を起こしその傷に真菌が感染してしまって発症させてしまいます。

ですが、近年もう1つの原因が話題に上がっています。

それはイヤホンの使用です。

外耳はそもそも鼓膜があるためイヤホンなどを装着してしまうと密封された空間になります。

そうすると耳の中が高温多湿状態になり、カビが生えやすいという状況を作りだしてしまうのです。

外耳道真菌症の治療は?

外耳道真菌症を治療する際にはまず耳鼻科を受診し、菌に感染しているかを確認します。

その後、耳の中に感染している菌を完全に取り除き、その菌に合った抗生剤を外用薬で使用します。

だいたい2~3週間、長くて1か月ほどで快方へと向かいます。

耳の中にカビができないようにするためには?

外耳道真菌症を予防するためには、まず頻回な耳かきを避けることです。

また、力強く耳かきをするなど外耳を傷めるような行為を避けることが望ましいです。

それに加えてイヤホンの使用方法も見直しましょう。

例えば、1時間ないしは1時間半に1回イヤホンを外すだけでも、耳の中の空気の通りがよくなるため外耳道真菌症の予防につながります。