好酸球性副鼻腔炎

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好酸球性副鼻腔炎

好酸球性副鼻腔炎とは

原因は不明な点が多く、根本的な治療法も確立されていません。従来の慢性副鼻腔炎は、細菌の病原菌感染が主な原因であるのに対して、好酸球性副鼻腔炎は、アレルギーに関与する好酸球(白血球の一種)が主体となった炎症で、最近非常に目立ってきています。図のように、従来型と比較して篩骨洞に病変が集中し、嗅裂を閉鎖することで嗅覚障害も起こしやすいです。従来の副鼻腔に比べて難治性で、手術をしても再発しやすいのが特徴です。

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難病指定

好酸球性副鼻腔炎は、平成27年に難病指定されました。当院では、必要に応じて指定を受けた指定医により、病理学的診断を行い、好酸球性副鼻腔炎の医療費助成の申請に必要な診断書を作成しております。認定されますと、この疾病に関する治療費の医療費助成を受けられます。
例)手術前に好酸球性副鼻腔炎と認定された場合・・
  当日手術費用の一例 約20万円 → 最大3万円まで 

詳しくは、『難病対策』で検索して下さい。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nanbyou/

好酸球(こうさんきゅう) とは ???

ヒトの体を守る細胞の一種。寄生虫感染が起こった時に、この細胞が増えて寄生虫を攻撃する。一方で、アレルギーにおいても重要な役割を担い、アレルギー反応を起こす細胞とも言われる。生体反応において消防士の役割をしていると例えられるが、アレルギーを起こすこともあり、善玉か悪玉かいろいろ議論されている。

症状について

成人になってから突然発症することがあります。嗅覚障害、喘息の合併を起こします。粘り気の多い鼻汁が出ます。両鼻内に多くのポリープ(鼻茸)ができることによる頑固な鼻づまりがあります。

治療法について

従来の慢性副鼻腔炎では、マクロライド系抗生物質の内服を、1、2ヶ月間続けることで重症例でなければ約7割の症例で治癒が期待できますが、好酸球性副鼻腔炎では、どの抗生剤も無効な場合が多く、ステロイドの服用や局所投与が最も有効ですが治癒には至りません。また、ステロイドを中止すると、再燃します。これを繰り返していくうちにポリープも徐々に数を増やし、大きくなります。こうなると内視鏡下副鼻腔手術が必要となり、鼻内の閉鎖した自然口の解放、病的粘膜の除去を行います。術後は、ご自宅での鼻洗浄と急性増悪時にはステロイドの投与の組み合わせで経過観察します。

手術について

慢性副鼻腔炎のページを参照して下さい。