ニュースnews

2012年 耳科学会 in 名古屋

  • 学術活動

またまた日本耳科学会(平成24年10月4日〜6日 名古屋国際会議場)参加し、以下の2題を発表してきました。患者様には、医院休診にして大変申し訳ありませんでしたが、その分医学の発展と我々の向上にも繋げるよう日々精進しておりますので、どうぞご了承下さい。

発表演題

1)鼓室形成術のアブミ骨可動術の有用性―鼓室形成3型変法での比較 野々田先生発表

2)当院での日帰り鼓室形成術およびアブミ骨手術 細田院長発表

アブミ骨手術を日帰りで行えるのは、日本国内では当院だけです。但し、欧米ではアブミ骨手術に限らず、ほとんどすべての耳科手術が日帰りなのですが、この意味で日本はかなり遅れを取っています。院長細田は、当院で行ったアブミ骨手術のVTRと手術を受けられた患者さんの手術直後のインタビューを報告しました。インタビューでは、「手術中は、痛みもめまいもなく、手術の途中でいきなり聞こえるようになって周りの音楽がこんなにやかましく鳴っていたとは思わなかった、このまま入院なしで普通に帰れるのが不思議」と言う患者さんの声をVTRで報告しました。野々田先生の発表では、アブミ骨可動術を行い飛躍的に聴力改善成績が向上したとの報告でしたが、多くの反響や質問を頂きました。

今後さらに、日本でも「安全で苦痛のない、しかも治療成績の高い日帰り手術」が普及することを願って努力します。


院長細田は、ポスター会場で座長しました。 右は名古屋市立大の竹村先生

ポスター演題でも、再生医療等に関した新しい最先端の技術を伴った演題が多数ありました。


側頭骨ハンズオンセミナーにて野々田先生勉強中

今回の耳科学会は会長の村上信五先生(名古屋市立大学 耳鼻咽喉科教授)の多彩なアイデアで色々な企画がありました。側頭骨ハンズオンセミナーでは、側頭骨(耳を包んでいる骨)のコンピュータで作られた模型を削って手術シュミレーションを行う有料コーナーがありました。野々田先生が申し込んで勉強中に細田、大谷が邪魔しに来ました。

盛り上がった会員懇親会


耳科学会史上初めてのかぶり物しての会長挨拶(名古屋市立大教授 村上信五先生)

[/caption]

今回の耳科学会会員懇親会は名古屋港水族館で行われました。通常はホテル宴会場で乾杯から始まるところですが、今回の村上会長の斬新なアイデアにより、イルカショーを見ながらの幕開けで、これには参加先生方も大盛り上がりでした。特に当院の水泳マスター 大谷先生は「ぜひイルカの背中に乗って登場したい」と事前に村上会長に頼んだようですが、これはあえなく却下されたようです。



3人で、よく学びよく遊ぶ学会でした。