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2010年 鼻科学会 in 札幌

  • 学術活動

2010年8月26日(木),27日(金),28日(土)に日本鼻科学会総会が札幌で開催され、院長細田と野々田医師が出席しました。野々田医師は27日(金)に「鼻腔での加温・加湿機能の評価の試み(呼吸温度・湿度測定の工夫)」という演題を発表しました。この研究は、鼻の最も重要な機能の一つである加温・加湿機能を患者さんに負担をかけず簡便で正確に測定しようとするものです。鼻科学の分野では、医学が発達した現在においても鼻の重要な機能である加温・加湿機能を臨床的に評価できていないのが現状です。従って、鼻の手術をしても患者さんの鼻の機能が改善したかどうかを他覚的に評価できないので、どんな手術が良い手術なのかについてはかなり曖昧な面(病巣清掃という意味を除いて)があります。今回の発表で、ロビーで興味を持って質問してくれた先生が二人おられました。今後も、当院ではこの研究をさらに進めていきたいと考えております。