老人性難聴

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老人性難聴

原因について

加齢による影響以外には明らかな原因が認められない難聴をいいます。
有毛細胞、ラセン神経節細胞、血管条など内耳の神経細胞、さらに後迷路、脳を含めた神経系全般の機能低下により、感音性難聴を生じます。他の老化の原因と同様に、酸化ストレスやDNA損傷などが基礎にあると考えられます。通常の年齢的変化に伴う難聴を高度に逸脱した進行性の感音難聴は、特発性両側性感音難聴と呼ばれます。

症状について

聴力低下は高音部 (4000, 8000Hz)から発生します。両耳にほぼ同程度の難聴が起こるのが特徴です。音が聞こえないだけでなく、「何をいっているかがわからない」という語音弁別能の低下が老人性難聴には現れます。特に騒音下での会話の聴取、早口での会話の聴取が悪くなります。また、耳鳴りを伴うことも多いです。

 

治療法について

根治的には若返りの治療が必要ですが 現在の医療では不可能で、なるべく難聴を進めないようにすることが大切です。この目的に、適度な運動、規則正しい睡眠、長時間の騒音被爆を避ける、血液循環を改善するビタミンEや神経の維持に必要なビタミンB12を含んだ食事などがあげられます。
両耳が40dBのラインを超える難聴となれば会話が困難となりますので、補聴器の装用を試します。また、周囲の人は、なるべく静かな場所でゆっくり話してあげることが大切です。 将来的には神経再生医療が可能になる時代が来る可能性もあります。