滲出性中耳炎

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滲出性中耳炎

原因について

中耳の空気が少なくなると鼻から耳管を通して空気が中耳に送られます。この機能を耳管機能といいますが、耳管機能が悪いと中耳は陰圧となり、しだいに中耳粘膜から滲出液がしみ出してきます。これを滲出性中耳炎といいます。プールで耳にいくら水が入っても滲出性中耳炎にはなりません。耳管機能は、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、鼻ススリ、アデノイド肥大などで障害されます。

 

症状について

高所に行くと耳がつまった感じで聞こえにくくなりますが、正常ではツバを飲んだりアクビをすると治ります。耳管機能の悪い滲出性中耳炎では、あの耳のつまった感じが平地でも続いています。最大で30dBの伝音性難聴が生じます。

治療法について

8才以降、その多くが急速に自然治癒します。日本の耳鼻科では古くから耳管通気という独特の治療が行われ、この目的に週に何度も通院させられます。しかし、これは治療的意味が少なく、当院では行いません。 基礎に存在する鼻ススリの癖や鼻疾患の治療が重要です。当院では生理食塩水を用いた鼻カミ法をすすめています。最近では自宅でできるオトベントという治療器具を使った自己通気治療をすすめています。この様な保存的治療に抵抗する場合には、アデノイド切除や鼓膜チュービングを行います。